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保健学科での講義

11月18日 岡山大学医学部保健学科1年生79名を対象に「看護キャリア入門」にて、肝炎講義を行いました。この講義は、看護師として様々な活躍の場があること、看護の基本となるケアマインドを育てることを目的とされています。

・消化器内科 准教授 高木章乃夫先生
テーマ:【これだけは知っておきたい B型肝炎ガイド】

・岡山大学病院 新医療研究開発センター 難波志穂子先生
テーマ【C型肝炎撲滅へ向けた岡山県の挑戦!~肝炎医療コーディネーターの活動~】

・患者団体代表の方

・我妻法律事務所 清水正之先生

身近な病気のひとつとして肝臓病に対する正しい知識を知っていくことで差別・偏見の防止になること、そして実際の患者ご家族の言葉を聴講し患者家族に寄り添うためにどのような役割を看護職として担えるかを考える機会になったかと思います。

とくに、B型肝炎が原因でお亡くなりになられたご家族の方にお話は、仕事をできなくなってしまった無念さを受け止めることの辛さや家族として経済的負担も非常に大きかった苦労、そして患者さんをB型肝炎により命を落としてしまったことの慟哭を耳にし、医療従事者としても考えさえられました。

これらの授業を聴講した学生の感想には
「直接患者さんのご家族の話をきくことができ、貴重な体験ができた」
「このように苦しんでいる方がでないよう、思いやりを忘れず、看護師の勉強に役立てていきたい」
等と記載されていました。

また、この講義は、山陽新聞 11月19日に掲載されました。